電撃戦には欠点もあった
電撃戦には欠点もあった。戦車を始めとする快速部隊のスピードに歩兵や後方部隊が追随できなくなり、補給が滞った快速部隊も進撃の停止を余儀なくされてしまうという事態が発生しかねないことである。これは補給部隊や歩兵を装甲車両化することが電撃戦に必要なことを示している。ただ、第二次世界大戦ではドイツ陸軍と言えど、機械化歩兵や自動車化歩兵の部隊は少なかった。実際、電撃戦が初めて実施されたとされるフランス戦では、細く伸びすぎたロンメル機甲師団が連合軍機甲師団に反撃されてかなりの被害を受けたこともある。それでもドイツが戦車などの質で優っているフランス軍を破ったのは、フランスが時代が変わっていたにも拘らず、第一次世界大戦と同じ歩兵直協の思想で戦力(特に戦車)を広く分散させていた為、一箇所の戦力が脆弱だったことが大きい。また、フランスから見れば、侵入してくる敵の進路に交通インフラが整いすぎていたことも見逃せない点である。
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現在では、すでに一般歩兵が機械化していることもあって、各国では電撃戦に代表される諸兵科連合の機動運用に様々な教義を生み出している。(例えば、エア・ランド・バトルや機甲師団の縦深攻勢など)。
戦線の維持がやっとの状態のナチス・ドイツに対し、パルチザンによる後方撹乱・圧倒的な空軍力・赤軍伝統の砲の強さを含め、戦術の向上とともに無線など電撃戦に不可欠な装備を備えた上に兵力差を越えて犠牲をいとわない赤軍の電撃戦の前に、拠点確保・撤退禁止を命じられたナチス・ドイツ軍は各地で包囲殲滅され、驚くほどの短期間に開戦来の地を追われ、独ソ戦の帰趨を決する大敗を喫した。